改善点を冷静に見極めることから始まります

20年前の新築時から使ってきた一般的な洗面台です。
プラスチックの性質から経年変化で黄色くなっています。
丁寧に使ってきましたが、長年悩んできた問題も含め、思い切ってセルフリノベーションを試みました。
長年の問題点はこちらの鏡です。
私と息子は幸い左利き(クロスドミナンス)のため、問題なく使えますが、夫と娘は完全な右利きです。
歯を磨く度、「ドンドン」と壁に肘があたり、不満が聞こえてきます。
元々、この家は現在の反転状態で設計され、夫のこだわりとして玄関は敷地の奥まった場所に(建物を回り込んで入る方が良いという理由)ということでしたが、建築士さんの意見として「普通は考えられない」ということになり、間取りは気に入っていたため、反転することになりました。
担当の方は入社したばかりの新米さんだったこともあり、洗面台の反転は、そのままになっていました。新居への引っ越しも迫っていたため、「こんなもんですよ」の一言に妥協をしてしまったことをずっと後悔していました。
やりたいことをピックアップする
時には客観的に見つめながら、今回は5つの項目を形にしていきたいと思っています。
1.洗面所の壁・天井を白くする
2.洗面台を作り変える
3.棚をもっと大きくシンプルで使いやすいものにする
4.洗濯用品の専用棚を新設する
5.床を足ざわりの良いクッションフロアにチェンジする
正面に見える棚は子供達が小さい頃に下の白い棚をつけた後、数年後に上の棚を追加するという状態だったため、「とりあえず感」で溢れています。
たくさんの思いも希望もありましたが、子育て優先であまり使い勝手を考えずに過ごしてきた結果、不満しかありませんでした。

新築当初は他の場所を広く取りたいと考え、洗面所は小さめに作りました。
そうなれば、もちろん設置できる洗面台も小さいものになってしまいます。
住み始めてすぐに収納場所に困る日々が始まり、収納アイテムを増やすことばかり考え、本質的な改善まで考えが至りませんでした。

洗面所の壁・天井を白くペイントする

壁・天井は経年変化しているため、白い室内用ペイントで塗っていきます。
Before
茶色い小さな斑点があります。

After
クロスはペイントで簡単に白くなります。
一人で作業する場合は慣れないクロス貼りより、ペイントが適しています。室内用のペイントは臭いも気にならない程度なので、慣れてくれば作業も楽になってきます。


まとめ
養生をしっかり丁寧にすることがペイントを成功させる秘訣です。天井は体の負担が大きいので無理をせず、少しずつ進めましょう。雨合羽を着て作業すると衣服の汚れも気になりません。
セルフリノベーションは自分らしくが大切。難しく感じたところは専門家に頼むのもアリです。楽な気持ちで始められる箇所から取り組みましょう。
次回は【Vol.2】「洗面台を作り変える【前編】洗面台上部」です。